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ロジスティクス用語解説(ま行)

マーチャンダイジング merchandising

マーケティング目標の達成を図るために、適正な商品あるいはサービスを、適正な場所・時期・価格・数量で市場に提供するよう、取扱商品の品揃えを計画・実行・管理すること。狭義には卸・小売業の品揃えを対象とするが、メーカーの製品対策を指して用いられる場合もある。物流業務に大きな影響を与えるものであり、物流部門はその内容を十分理解しておくことが望まれる。

マニフェスト(積荷目録)

manifest、cargo manifest 本船に船積みされている貨物の明細書のことで、船名、船長名、積地、揚地、出帆日、船荷証券番号、荷送人、荷受人、荷印、品名、重量、容積、最終仕向地などが記載される。積地で船積み完了後、船会社が船荷証券に基づいて作成し、本船仕向地に送付され、寄港地および入港地で通関手続に使用されるほか、揚地での荷捌きに利用される。航空輸送ではカーゴマニフェストは、航空機の出発・到着にさいし一般申請書(G/D:general declaration)に添付され税関等政府機関に提出する搭載貨物の目録である。

マンマシンインターフェース

man-machineinterface 「人間と機械の境界」に位置するもの。すなわち各種のエレクトロニクス機器と人間の間に存在し、人間がそれを操作することで機械に人間の意志を伝え、またエレクトロニクス機器はCRTディスプレイ等にそれらの結果等を表示することで人間との間の対話を行えるような装置などをいう。各種OA機器、VDT(visual display terminal)装置などがこれに相当する。エンドユーザーに使いやすいコンピュータシステムをめざすうえで、ハード面、ソフト面を含め表示方式や入力方式を工夫するなどして、マンマシンインターフェースの向上が図られている。

無在庫経営 inventory less system

小売業者が、店頭在庫を除く在庫を持たず、在庫金利・保管費用・陳腐化損失等を最小にしようとする経営コンセプト。消費者ニーズの多様化に伴って商品が多品種化するとともに短命化が進む状態に対応する小売店の自衛策で、スーパーマーケットなどでも従来は貯蔵機能を持った物流センターと各店のバックルームに商品在庫を持って大量仕入によって低価格を実現していたのが、無在庫経営の浸透によって物流センターはクロスドッキングの仕分けセンターとなり、バックルームにも在庫を持たないのが普通になった。これに対して納入側は多品種少量多頻度で短納期の納品を求められ、物流コストの大幅増を招いた。その後、卸問屋もメーカーも、自身がロジスティクス指向によって商品在庫はいうまでもなく仕掛品・原材料の在庫削減に努め、物流の共同化を図るなどして、大幅に合理化が進んだ。殊に小売業者と市場情報を共有して顧客ニーズに迅速に対応するQRやECRの導入によって、サプライチェーン全体を通じての無在庫経営が進展し、合理化が進んでいる。他方、少しでも売れたら無計画に補給を要求する小売店も現われ、納入側はもちろん発注側にとってもコスト増に終わっている例もある。

無在庫システム non inventory system

市場では製品のライフサイクルが短くなっている。そのため、企業では売り出した製品がすぐに価値のない死蔵品へと変化する危険性が大きく、無在庫経営が強調されている。無在庫システムは「かんばん」を軸とするジャストインタイム方式の究極のシステムで、必用な時に必要なものを必要な数だけ生産し、在庫ゼロの状態を理想とする流通方式。

無人搬送車 automated guided vehicle

AGV 主に工場や物流センターなどで、自動制御装置を用いて無人走行で次の工程まで移動する台車を指し、工程間の貨物搬送などに役立っている。磁気誘導、光学誘導、牽引誘導などの方式の他、ガイドラインを必要とせず、車に内蔵されたプログラムデータによって移動するものもある。

メザニン mezzanine

メタノール(メチルアルコール)を燃料にして走る自動車。従来のディーゼル車と比べると窒素酸化物、粒子状物質などの排出が少ないので、都市部における大気汚染対策として、普及が進められている。メタノールは天然ガスや石炭などから製造できるので、エネルギーの安定確保政策の面からも有効とされているが、近年の普及台数は減少傾向にある。

免震構法

従来の耐震構造が柱や梁、壁など建物全体の強度で「耐える」技術であるのに対して、地震の力を建物には伝えずに「免れる」技術のことである。具体的には、建物全体と基礎の間に設置された免震装置が地震力を吸収し、横揺れを20%~30%に抑えるものである。特に、阪神淡路大震災以後急増しているが、マンションばかりでなく、医療機関・官公庁・学校など防災拠点となる施設等への積極的な採用など幅広い適用が検討されている。免震構法によって以下の効果が期待できる。
 
  1. 構造躯体の地震時安全性の向上
  2. 設計自由度の増大
  3. 内容物の振動・移動・転倒の防止
  4. 二次部材の破損防止
  5. 不快振動の抑制
  6. 機械器具の機能性保持
 
鹿島建設では1985年以来、全国で110件以上の免震構造の実績がある。

免震ラック

免震構法を採用した自動倉庫をいう。「免震構法」の項参照

モーダルシフト modal shift

輸送のモード(方式)を転換すること。例えば、トラックによる幹線貨物輸送を船または鉄道に切り替えようとする国土交通省の物流政策。地球環境問題への対応に向け、環境負荷の少ない大量輸送機関である内航海運や鉄道貨物輸送によって輸送効率を高めようとするもの。そのためには、内航海運やJR貨物の輸送容量の確保などが課題となっている。
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